「キリスト教徒は同性愛者に謝罪するべき」

フランシスコ法王はアルメニア訪問を終えて帰国途上の機内で、ドイツ人のラインハルト・マルクス(Reinhard Marx)枢機卿がカトリック教会は同性愛者の人々への対応を謝罪する必要があると述べたことについて同意するかと記者団から問われ、次のように答えた。

「われわれキリスト教徒には、謝らねばならないことがたくさんある。今回のこと(同性愛者の待遇)に限らないが、私たちは許しを乞わなければならない。謝罪するだけでなく——許しを」

 さらに法王は「そうした状態(同性愛)の人が善良な人物で、神を求めているとしたら、その人を裁く資格が私たちにあるだろうか」と付け加えた。

 この発言は、バチカンがフランシスコ法王の下で同性愛者のコミュニティーに対し、より融和的なアプローチを取ろうとしている可能性を初めて示唆したととらえられるが、教会内の保守派からは直ちに批判の声が出ている。

 法王はまた、「カトリック教会が謝罪すべき対象は、傷つけられてきた同性愛者たちだけではない。貧しい人々や、搾取されてきた女性たち、労働を強いられてきた子どもたちにも、教会は謝らなければならない」とも述べた。  


Posted by ilovelv at 2016年07月28日00:00

輸入に制限「観光ツアー減らせ」

27日付の中国共産党の機関紙、人民日報傘下の環球時報は、蔡政権に関する記事2本を掲載した。内容は、「蔡総統のパナマ訪問」と「中華航空のストライキ」に関するもので、いずれも「民主進歩党政権は台湾の民意を無視している」との批判的な視点で書かれていた。

 5月20日に総統に就任した蔡氏は就任演説で、中国が求める「一つの中国」の原則に触れなかった。中国政府はすぐに「これでは未完成な答案だ」との内容の談話を発表し、台湾側に原則の確認を迫ったが、中国の官製メディアは当時、蔡氏をほとんど批判せず、静観の態度を見せていた。

 しかし、蔡政権は中国の要求を無視し、2014年の中台経済協定への反対デモ「ひまわり学生運動」で台湾の行政院(政府)の敷地に侵入した大学生ら126人の刑事告訴を撤回。また、親中的とされる中国国民党の馬英九前総統の香港渡航を認めないなど、中国と距離を置く姿勢を鮮明にした。

 これを受け、中国は6月以降、蔡政権への批判を徐々に強め、25日には「両岸の当局間の連絡、交流メカニズムはすでに停止した」と発表。ほぼ同時に、台湾への経済圧力も強まり、関係者によると、台湾商品の中国への輸入はさまざまな制限が加えられるようになった。  


Posted by ilovelv at 2016年07月21日00:00

「処女」学生への奨学金制度は違憲

南アフリカ政府の男女平等委員会(The Commission for Gender Equality)は17日、「処女」の学生に奨学金を提供する制度は憲法違反であるとの判断を下した。今年に入ってから同国東部クワズールー・ナタール(KwaZulu-Natal)州ウトゥケラ(Uthukela)区の自治体が16人の女子学生に対して大学卒業まで処女でいることを条件に奨学金を提供し、物議を醸していた。

 今年3月、AFPの取材に応じたウトゥケラのドゥドュ・マジブジョ(Dudu Mazibujo)区長はこの奨学金制度について、AIDS(エイズ、後天性免疫不全症候群)の原因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染拡大と10代の妊娠を防止するには効果的な方法だと説明していた。

 しかし、この問題について調査を行った男女平等委員会はこのたび、同区の奨学金制度は違法だと結論付けた。

 同委員会は、「女子学生が処女であることを条件にした奨学金は根本的に差別的である」として、「尊厳、平等、差別に関する憲法の条項の精神に反している」と述べている。  


Posted by ilovelv at 2016年07月14日00:00

国会議員の8割以上「改憲の必要性に共感」

国会議員300人を対象にした全数調査で、「現行憲法を改正する必要性があると考える」と答えた議員が83.3%を占めた。党別にみると、与党セヌリ党の議員の77.0%、最大野党の共に民主党議員の86.9%、国民の党議員の92.1%がそれぞれ改憲に前向きな姿勢を示した。

 セヌリ党の場合、改憲を推進すれば政治、経済、社会すべてが改憲議論に巻き込まれ混乱を来たしかねないとする朴槿恵(パク・クネ)大統領の意見に同調する人もあり、比較的低い数値になったとみられる。

 改憲推進に必然的に伴う権力構造再編の方向性について、改憲に賛成する議員の46.8%が「大統領4年再任制」を挙げた。大統領制と議院内閣制の折衷型となる「二元執政府制」など分権型の大統領制を挙げた議員は24.4%、議員内閣制は14.0%だった。
  


Posted by ilovelv at 2016年07月07日00:00

5歳児がピューマに襲われ負傷

ピトキン郡保安官事務所(Pitkin County Sheriff's Office)によると、現場は同州アスペン(Aspen)の北西16キロに位置する農村部。

 少年が自宅の庭で兄と一緒に遊んでいたところ、家の中にいた母親が悲鳴を耳にした。「母親が屋外に駆け出すと、ピューマが息子にのしかかっていた。彼女はどうにか息子をピューマから引き離すことができた」と郡保安官事務所は声明の中で述べている。

 少年は顔、頭、首を負傷し、母親は手と脚に軽傷を負った。少年は父親によって病院に担ぎ込まれた。

 郡保安官代理と米森林局(US Forest Service)の職員が現場に到着すると、ピューマはまだ庭にいた。森林局の職員がピューマを殺した。  


Posted by ilovelv at 2016年06月30日00:00

名誉殺人で男性を殺害

パキスタンの保守的なイスラム社会では、毎年数百人の女性が名誉殺人の犠牲になっているものの、男性が殺害されるケースはまれ。

 警察によると、今回の事件はブレワラの市場で発生し、死亡したムハンマド・イルシャド(Muhammad Irshad)さん(43)は義理の父親と2人の義理の兄弟に襲撃された。地元の警察関係者はAFPに対し、「(義理の父親らは)襲撃の際に、刃物とおので武装していた。イルシャドさんに数か所傷を負わせてから、のどを切り裂いた」と語った。

 イルシャドさんは約1年前、地元の豪農一族の娘であるムサラット・ビビ(Mussarat Bibi)さんと結婚し、妻の親族に殺される可能性を恐れて逃避行していた。ただ、先日自身の両親に会うため戻ってきていたとされる。  


Posted by ilovelv at 2016年06月24日12:37
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