三菱自・元副社長ら3人、有罪確定へ

 三菱自動車のリコール隠し事件の裁判で、最高裁は二審で罰金20万円の逆転有罪判決を受けた元副社長ら側の上告を退ける決定をしました。有罪判決が確定することになります。

 この裁判は8年前、三菱自動車の元副社長・宇佐美隆被告(69)ら3人が、トラックのタイヤ脱落事故は「整備不良が原因」と国にウソの報告をしたとして道路運送車両法違反の罪に問われたものです。

 一審の横浜簡易裁判所は3人に無罪を言い渡しましたが、東京高裁は国交省の担当者が三菱自動車側に電話で報告を求めていた点について、「車両法に基づく報告要求として適法で有効」と指摘し、「3人が了承した上でウソの報告を行った」として、3人それぞれに罰金20万円を命じる逆転有罪判決を言い渡しました。

 最高裁は11日までに3人からの上告を退ける決定をしました。3人の有罪判決が確定することになります。

 宇佐美被告は、「2年3か月もかけて多数の証人尋問をして出された無罪の結論が、高裁でたった1人の証人を短時間尋問しただけで覆され、最高裁で実質的な理由を何も示されないまま維持されるのは到底納得できない」とコメントしています。(11日20:31)
  


Posted by ilovelv at 2010年03月21日23:25
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